大型公共投資2009/09/23 10:08

民主党の大型公共投資の中止が話題となっています。その最たるものが群馬県の八ッ場ダム建設の中止です。このダムは90%以上既に出来上がっているそうです。あとはダム本体の工事を残すのみとなりました。民主党は税金の無駄使いと削減を柱に主張して来ました。熊本県の川辺川ダムも然りです。民主党の主張は、向こう4年間で1兆3000億の公共事業費節約を目指しているそうです。ダム工事費だけでなく東京外環自動車道、整備新幹線などの大型予算をも含みます。 前政権の自民党は、長い間日本の建設業界が支えてきたようなものでしたので業界からの資金、票集めが頼みの綱でした。それにより公共事業の膨張をもたらしゼネコンへの天下りが利権構造と政権との癒着で成り立ってきたといえます。 このようなことを考えると今回の民主党のとった政策は、今後の政策上非常に画期的期待すべき措置だと私は思います。今後はさらに公共投資の監視を強めその結果起きる業者間との談合や入札制度そのものの抜本的見直しを是非期待いたしたいと思っています。 ダムの建設について言えば、大型ダムの建設に固執することなくもっと他の方法での河川改修、治水事業などに目を向け自然破壊と環境の保全などにもっと充分目を向けその上で一番大事なのはその地に住まいしておられる住民の方々との話し合いの場を数多く設け納得し合える機会を作っていくべきです。強いては一部住民だけでなく国民全体の理解の得られる公共投資であって欲しいと思います。