マニフェスト2009/08/17 10:19

いよいよ衆議院選挙が明日告示、30日投票です。 今回の選挙の前哨戦というべき各党のマニフェストも既に発表され党首討論も終わり各政党の国民への約束事が出揃いました。 大多数の国民は、選挙の判断材料として主にはマニフェストであろうと思われます。有権者による総選挙の判断材料であるマニフェストは、所謂選挙公約とは違いその中身は、政権を取ったときの具体的な施策、期限、数値目標などを明確にすることでわれわれ国民と候補者との間の委任関係を明確にするものだと言われています。その意味で仮に政権を取り行政を司る過程の中でこの公約が具体的にどの程度社会生活上進んでいるか、はたまた中途で頓挫しているのかその場合今後そのような事項に関しては今後どう対処していくのかを逐次国民に知らせる義務があるのですがこのマニフェストの達成度合いを評価し公表するという義務は、従来からあまり果たされていないような気がします。 これでは何のための最初に公表した政策実現の為の約束事なのでしょうか。これでは結果はどうあれとりあえず国民の選挙意識を自分の政党に引き付ける単なる手段であって義務も責任も持たない単なる約束事にすぎないでしょう。もしそうなら我々国民は何をもって選挙の際の判断材料にしたらよいものなのでしょうか。近い将来マニフェストそのものの持つ意味を失っていくことでしょう。そうなると国民全体の利益そっちのけの人的繋がり等だけで国の政治が行われるという様なとんでもない事態が生じないと誰が断言出来るでしょうか。