年金不支給問題2008/01/21 10:07

平成9年に基礎年金番号制が導入され全国の社会保険事務所ごとに保管された国民の年金記録がコンピューターに統合されましたがその際の名前、生年月日等が不正に入力され訂正調査されないまま放置されていた記録が
5000万件に上っているということです。ということは、誰のものか解らない納付されている国民の支払った保険料があるんですね。この蓄積されているはずの集めた保険料はどうなっているのでしょうか。何らかに使い切って手元には残っているはずはないですよね。不明と思われる受給者に連絡通知を随時発送しているようですが申し出てくる人は少なく多分年金として受給権を取得できる人は極く少数でしょう。社会保険庁では、納付したという証拠があれば訂正すると言っていますが、40年以上も前の記録を示せと要求すること自体国民に大変な負担をかける横暴な話と言わざるをえません。これを判断する第三者機関を設置して調査しているらしいのですが勿論完全に把握できる訳がありません。このことに限らず他にも、強制加入であるはずの保険料を勝手に免除してみたり、無駄な保険施設を次々設置して政治家の天下り先を確保してみたり、社会保険庁そのものの体質に多くの問題点が指摘されています。近い将来解体されこれらの不祥事は民間に委託される『日本年金機構』が引き継ぐことが決まっているらしいのですが、果たしてどの程度解決されるのでしょうか。
私には、こうすることで全てうやむやの闇に葬り去ることで元社会保険庁のトップ職員が責任逃れをする為の都合のよい方法としか思われません。