帝銀事件2007/12/03 15:22

私共の年代なら絶対に忘れられない出来事に戦後すぐの混乱した時代の中に起きた事件の中で特に昭和23年1月に帝国銀行椎名町支店で起きた強盗殺人事件があります。12人の方々が犠牲となりました。
今でも、冤罪をはらそうという一心で犯人とされた死刑囚平沢貞通被告と養子縁組までして何とかその手掛かりをと全国をまわり捜し求めておられる平沢武彦さんの姿をNHKの番組の中で見ました。
この事件の経過の中に私の故郷である小樽の街が出てきますが、
平沢被告も小樽に長い間住んでいたんですね。勿論犯人とされて逮捕された場所も小樽の街でしたが、番組を見て何より驚いたのは、我が母校の
小樽のC高校で学んだ私の大先輩なんですね。当時から絵の才能が有ったようです。養子の平沢武彦さんも小樽まで来て当時平沢被告が描いたという素晴らしい絵が今でも母校に保存されていることを知り確認のため訪れた
場面もありました。
救う会の支援者の一人でもある松本清張のこの事件を題材にした作品である『小説帝銀事件』をみると、この事件が当時の警察のでっちあげによる冤罪であった可能性が大きいと主張していますが、この事件の裏では当時の日本国と占領軍のGHQとの関係と言う大きな政治の舞台がからんだ大変な事件だったようで、日本の過去に、国中を揺るがしたこんな事件があったという事実を戦後生まれの若者も忘れて欲しく無いと思いました。

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