餌やりおじさん2010/10/23 12:51

先日札幌中島公園の中心にある池に行って周りを散策して来ました。 中島公園の池には鴨、カモメ、オシドリ、カワアイサ、鵜、鯉、ウグイ、亀等多種多様の生き物がおり、ヒヨドリ、ムクドリ、ハクセキレイ、アカゲラ等の野鳥もいます。周囲を散歩の犬、猫もいます。これらを眺めていると一日退屈いたしません。 たまたま池の橋の上で年配のお年寄りがこれらの野鳥の群れに餌をまいている光景に出合いました。何ということなしについ声を掛けたくなり「いつもこうして鳥達に餌やりをされているのでしょうね」と言いましたら手で×の仕草をされました。お耳がご不自由だということなのでしょう。近くにより大きな声で又話しかけてみました。おっしゃるにはご病気で難聴になり毎日このように池に棲んでいる鳥や鯉達に餌をやり其れを眺め楽しむのが日課だそうです。「私も小鳥がが大好きですよ」と言いましたら「あんたも餌をやってみたら」と言って持っていたビニールの大きな袋から食パンの一切れ端を下さいました。早速お礼を言って暫くの間私もお仲間に入れていただきパン屑を小鳥たちにまいてやりました。本当に思いもかけないところでその日一日を本当に心温まる思いで過ごすことが出来ました。 ともすればこの世は人間だけのものと思いがちですが私は決してそうとは思いません。この世に生きる全ての生き物は皆同じ様に其々の命を我々人間と同じように授かって来ているのです。人間はもっと他の生き物の命を思いやる心を大切にすべきでないでしょうか。